裁定取引と財務諸表と
差金決済と時価会計と
時間価値とは

裁定取引とは

価格の変動において、同一の性質を持っている2つの商品差に着目した取引のことを指す。先物と現実の格差が理論的な値と離れている場合をはじめとして、同じ銘柄の有価証券が市場によって異なる値段で取引されてるときや、同一の先物でも異なる受け渡し期限の間で格差がある場合に、金額が割安な方を買い、割高な方を売ることで、利ざやを取得する時に必要な取引です。そのほか「サヤ取売買」や「アービトラージ」などとも呼ばれます。裁定取引が度重なるごとに値段の開きは縮まります。



財務諸表とは

企業が利害関係者(株主など)に対し、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書などを作成する。これらの書類を合わせて財務諸表と言います。会社の経営状態を分かるための材料となる。ほかには決算書ともいいます。



差金決済とは

先物取引やオプション取引などの決済の時に、現物の受渡しではなく、反対売買による差額(現金)の授受により決済を行うことを指します。同義語は「現金決済」と呼ばれています。



時価会計とは

企業会計の計算などにおいて法人の保つ金融商品を時価で評価することです。時価会計によると、現時点での評価が計上されるので、現在の企業の状態を把握しやすくなります。



時間価値とは

オプション取引においてオプションの金額は、原資産価格に追加してオプション行使の時までの時間価値を加味して形付けられます。これらの時間価値は時間が経ってくると同時に減少していきます。満期日が来るとゼロになり、原資産の価格とオプション価格は同じになります。





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