自己資本利益率と資産株と自社株買いと
市場内部要因と下値支持線とは
自己資本利益率とは
すでに発行している株式数に対して、株主資本の当期の純利益の割合のことをさす。資本家(投資家)が投資した資本が、どの程度の利益を上げているかを示すとくに株主にとっては重要な指標になります。同意語は、株主資本利益率。「ROE(Rate of Return On Equityの略称)」ともいいます。
資産株とは
財産として長い期間保有に向いている株式のことをさします。主に、業績安定、高利回りの株式のことをいう。すぐに利ザヤを稼ぐことはできませんが、資産として長期かつ安定がある収益を予期できる有価証券です。
自社株買いとは
株式会社が、以前発行した自社株式を買い戻すことをさします。近頃では、自社株買いが度々されるようになりました。株主に必要分を除いた資金を還元し資金の効率を高めることや、ストック・オプションを目的として行われます。さらに、株式持合い解消売りを引き受ける態勢としても待望されています。
市場内部要因とは
株価の動向に反映される株式市場の内面の要因。主な内部要因に当たるものには、信用取引の動向、裁定取引残高、機関投資家や外人投資家の投資姿勢等になります。現在では、最も外国人投資家の投資姿勢が注目されています。
下値支持線とは
株の値段がいつも同じ売り手と買い手のだした価格の差異で上下動を繰り返している場合の下限のラインのことをいいます。別名、下値支持線と呼びます。支持線は二つより多い数の株価の底になっている部分を結んだ線のことをさす。株価が支持線辺りに行き着くと反発が見通されます。反対語で「上値抵抗線」というのもある。抵抗線は株価の上限ラインを明確に分ける線です。さらに、ほかには「支持線」ともいいます。
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